
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
今日もサクッと学んじゃってくださいね!
「人のカラダは連鎖・連動する」
こんな事を聞いた事があるかと思います。
また、実際に体感している方も
多いのではないでしょうか。
今回は、少し専門的な内容ですが
『上行性運動連鎖』『下行性運動連鎖』
についてお話します。
※骨盤〜下肢についての話をします
今回の参考文献はこちら↓
http://www.bookhousehd.com/pdffile/msm173.pdf上行性・下行性運動連鎖とは
まずは「アライメント」
という言葉を知る必要があります。
アライメントとは、骨格の配列の事を指します。
要するに「姿勢」
今回説明する、運動連鎖は
その姿勢が互いに連鎖しながら
「どの様に変化するか」
と言う話です。
簡単に言うと、
⑴ 【足部→下腿→膝関節→股関節→骨盤】
へと連鎖するか
⑵ 【骨盤→股関節→膝関節→下腿→足部】
へと連鎖するか
という事ですね。
⑴は足部(下)から骨盤(上)へ連鎖する為
『上行性運動連鎖』と言います。
⑵は骨盤(上)から足部(下)へ連鎖する為
『下行性運動連鎖』と言います。
イメージ出来ましたか?

こんなイメージですね。
それぞれ
足部アライメントが骨盤アライメントに影響を
骨盤アライメントが足部アライメントに影響を
与えると言う事。
では、ここからは
それぞれについて細かく見ていきましょう。
※ただし一般向けに書く為、片側ではこう連鎖し、もう一方ではそれによって連鎖するなど
本来細かく起こる左右での問題については触れません。
上行性運動連鎖とは
足部で起こる問題が
骨盤にどの様に影響を出すか
と言う事でしたね。
足部が回内(扁平足のような)していると
下腿部:後方、内旋
膝関節:伸展、外反、外旋
大腿部:前方、内転、内旋
股関節:屈曲、内転、内旋
骨盤:前傾
と言う様に連鎖していきます。
足部が回外していると
下腿部:前方、外旋
膝関節:屈曲、内反、内旋
大腿部:前方、外転、外旋
股関節:伸展、外転、外旋
骨盤:後傾
と言う様に連鎖します。
下行性運動連鎖とは
骨盤で起こる問題が
足部にどの様に影響を出すか
と言う事でしたね。
骨盤が前傾していると
股関節:屈曲、内転、内旋
大腿部:前方、内転、内旋
膝関節:伸展、外反、外旋
下腿部:後方、内旋
足部:回内
と言う様に連鎖していきます。
骨盤が後傾していると
股関節:伸展、外転、外旋
大腿部:前方、外転、外旋
膝関節:屈曲、内反、内旋
下腿部:前方、外旋
足部:回外
と言う様に連鎖します。

まとめ
足部(下)から骨盤(上)へ連鎖し波及していくことを「上行性運動連鎖」といい
骨盤(上)から足部(下)へと連鎖し波及していことを「下行性運動連鎖」といいます。
このようにカラダは、良くも悪くも連鎖していきます。